1.ひとり親の資格取得を国が援助してくれる制度:自立支援給付金、高等職業訓練促進給付金
訓練の間は毎月、10万円から14万円の生活費がもらえます。
条件を満たせば毎月4万円の家賃も支援してもらえます。
利用するための条件や金額は人によって違うので、離婚後に住む予定の市区町村の役所に問い合わせてください。
1-1.どんな資格がとれるの?
看護師、准看護師、保育士、介護福祉士、理学療法士、作業療法士、調理師、
製菓衛生師等の国家資格や、IT分野の資格の取得です。
1-2.誰が利用できるの?
20歳未満の子どもを育てている母子家庭・父子家庭の親で、現在の収入が低い人(児童扶養手当がもらえるレベルの収入)
1-3.入学金や授業料の一部を国に出してもらえる
学校の入学金や授業料の最大6割をもらえます。
この制度を「自立支援給付金」と言います。
役所には「自立支援給付金について教えてください。」と問い合わせてください。
くわしくは→こちら
1-4.資格取得の学校に通っている期間の生活費や家賃が国からもらえる
学校に通っている期間中、生活費として毎月10~14万円が支給されます。
この制度を「高等職業訓練促進給付金」と言います。
役所には「高等職業訓練促進給付金について教えてください。」と問い合わせてください。
それから、この訓練期間は月4万円×12月の家賃(合計48万円)借りるを受けることができます。
訓練終了後、資格を生かして1年仕事を継続した場合、返済が免除になります。
つまり、学校に通っている間、毎月14万円から18万円のお金がもらえるのです。くわしくは→こちら
2.国が無料で職業訓練をしてくれる制度:公共職業訓練
1.で説明した「自立支援給付金、高等職業訓練促進給付金」と違って、ひとり親でなくても利用できます。
ハローワークが窓口なので、くわしい条件などはハローワークで問い合わせてくださいね。
2-1.誰が利用できるの?
失業保険をもらっている人
2-2.訓練期間
訓練内容により異なり3月~2年
2-3.どんな訓練が受けられるの?
電気設備技術、自動車整備、木工、造園、介護サービス、プログラミングなど
(訓練の内容は本当に種類が多いので、あなたの希望しているものがあるかハローワークに問い合わせてみてください)
くわしくは→こちら(厚生労働省のサイト)
3.国が無料で職業訓練をしてくれる制度:求職者支援訓練
この制度は、条件を満たせば、訓練期間中10万円の生活費をもらえるのでとてもお得だと思います。
ハローワークが窓口なので、くわしい条件などはハローワークで問い合わせてくださいね。
3-1.誰が利用できるの?
失業保険をもらっていない人
3-2.訓練期間
訓練内容により異なり2ヶ月~6ヶ月
3-3.どんな訓練が受けられるの?
電気設備技術、自動車整備、木工、造園、介護サービス、プログラミングなど
(訓練の内容は本当に種類が多いので、あなたの希望しているものがあるかハローワークに問い合わせてみてください)
3-4.一定の要件を満たす場合は月10万円がもらえる
もらえる条件は、本人収入が月8万円以下、世帯全体の収入が月25万円以下、世帯全体の金融資産が300万円以下、現住居以外に土地・建物を所有していないといったものです。
くわしくは→こちら(厚生労働省のサイト)