離婚ノートというのは、離婚に必要なことを何もかもすべて書いたノートです。
このサイトでは、印刷して使える離婚ノートを用意しました。
自分のノートに手書きで書いてもよいですし、パソコンやスマホのメモで作ってもよいですよ。
ただ、相手の不倫や暴力の記録を証拠として使う場合は、後から書き変えたり書き足したりしていないことがわかるように、消せないペンで手書きのノートにしてくださいね。
1.離婚ノートが必要な理由
1-1.何を準備すればいいのかがよくわかる
離婚をするには、やらなければならないことがたくさんあります。
離婚ノートを作成すれば、何をすればいいのかがよくわかり、準備のやり忘れを防ぐことができます。
また、離婚にはいろいろな情報があるので、それをノートにメモしておけば、自分に有利に離婚することができます。
1-2.離婚や慰謝料請求の証拠にすることができる
たとえば、あなたは相手の不倫や暴力が原因で離婚したいと思っていても、相手が離婚したくない場合は、お互いに話し合いがまとまらなければ、裁判で離婚するしかありません。
裁判では、あなたが不倫や暴力の証拠を出して、裁判官が不倫や暴力があったことを認めてくれないと、離婚をすることはできません。
あなたが、つけている不倫や暴力についての日記も証拠になります。
裁判で夫や不倫相手に慰謝料を請求する場合も、不倫の日記は証拠になります。
話し合いで離婚をする場合(協議離婚・調停離婚)や、話し合って慰謝料を決める場合は、不倫や暴力などの証拠は必要ありません。
でも、証拠があった方が相手に不倫や暴力を認めさせやすいです。
1-3.弁護士に相談するときに、話が早い
法律相談をする場合や、弁護士に離婚をお願いした後で、話し合いに行くときもどちらも、離婚ノートがあった方が良いです。
弁護士は忙しいので、何時間も話を聞いてくれるわけではありません。
短い時間で弁護士に、あなたが口で説明して離婚についての状況や希望をすべて伝えるのは難しいです。
そこで、弁護士は読むスピードがとても速いので、離婚ノートを見せれば、離婚についての状況や希望をすばやく理解してくれます。
特に、30分や1時間だけの法律相談をしに行く場合は、口で離婚についての状況や希望を説明しているだけで時間が終わってしまう人も多いので、離婚ノートを作って持っていきましょう。
1-4.離婚後の生活の準備ができる
離婚後の就職、子どもの転校など、必要な情報を離婚ノートに書いて準備をしておくことで、離婚後のよりよい生活をスムーズに行うことができます。
2.実際に離婚ノートを作ってみよう
こんなに作れないですよ。
自分がメモしておきたいところだけ、少しでいいから書いてみましょう。
そして、「ノート3の結婚・離婚の年表」を簡単でよいので作って持って行くとよいですよ。
【準備編】離婚ノートの作り方
【ノート1】離婚したいかどうかを考えましょう
【ノート2】現在の家族の状況を記録しましょう
【ノート3】結婚・離婚の年表を作りましょう
【ノート4】弁護士に依頼するか検討しましょう
【ノート5】離婚できる原因があるかをチェックしましょう
【ノート6】不倫に関する情報を記録しましょう
【ノート7】DVに関する情報を記録しましょう
【ノート8】離婚後の生活のシミュレーションしてみましょう
【ノート9】子どもに関する問題を記録しましょう
【ノート10】財産分与に必要な情報を記録しましょう
【ノート11】協議離婚に必要な情報を記録しましょう
【ノート12】調停離婚に必要な情報を記録しましょう
【ノート13】離婚後の名字と戸籍に関する情報を記録しましょう
【ノート14】離婚後に必要な手続きに関する情報を記録しましょう