離婚ノートを作ることによって、きちんと離婚の準備ができますよ。
離婚ノート4の記入が必要なのはどんな人?
【離婚ノート4】には、あなたに弁護士が必要かのチェックリスト、その弁護士が良い弁護士かのチェックリスト、民事法律扶助(無料で法律相談ができ、弁護士に依頼する費用を貸してもらえる制度)をあなたが利用できるかのチェックリストが記載されています。
自分の離婚に弁護士が必要か迷っている人は【離婚ノート4】に記入をしてください。
離婚ノートのダウンロードについて
4-1. 弁護士が必要か考えるためのチェックリスト
ご自分が該当する□に✓を入れてください。✓が1つでもあれば、弁護士に依頼することを検討してください。
□離婚が裁判になりそうか
裁判離婚は法的な知識や手続きが必要なので、弁護士に依頼せずに行うことは難しいでしょう。
協議離婚や調停離婚は弁護士に依頼せずに行うことも可能な場合も多いです。
□弁護士費用を払っても勝ち取りたいものがあるか
離婚をする場合には、数十万から数百万円の弁護士費用がかかります。
相手が離婚に応じてくれない場合や、どうしても親権を得たい場合など、弁護士費用を払う以上に得たいものがある場合は、弁護士に依頼したほうが良いです。
□離婚で得られる金額が大きいか
高額な慰謝料や財産分与でもめているなど、弁護士費用よりも、離婚が成立して得られる金銭の方が大きい場合は、弁護士に依頼しましょう。
□DV・モラハラ・ストーカーなど、相手と直接話し合いができない場合か
DVやモラハラやストーカーなどの場合は、弁護士に間に入らないと離婚の話し合いを進めるのが難しいですし、危険さえあります。
そのような場合は、弁護士に頼む必要があります。
□忙しい・うつになってしまったなど、自分で交渉することができないか
相手の浮気やDVなどで離婚しようとする際には、精神的にきつくて相手と交渉するのがしんどい人がほとんどだと思います。
場合によっては、うつになってしまう人も少なくありません。
そんな場合は、弁護士に任せた方が良いでしょう。
□自分で離婚の準備や手続きをすることができるか
このサイトでは、個人が離婚手続きをできるように、なるべくわかりやすく説明しています。
それでも、自分で行うのが難しいのであれば、無理をせずに弁護士に頼んだほうがよいでしょう。
□民事法律扶助(みんじほうりつふじょ)を利用できるか
月収があまり高額でなく、財産もあまり持っていない方については、「民事法律扶助」という制度が利用できます。「民事法律扶助」というのは、弁護士費用を国が立て替えてくれる制度です。民事法律扶助が利用できる場合は、弁護士に依頼したほうが良いでしょう。
4-2.法律相談の予約をしてみましょう。
●良い離婚弁護士の探し方|みんなが知らないポイントを教えます
を読んでから、離婚ノートに記載してくださいね。
迷ったら何人かの弁護士に法律相談をしてみて、いろいろな意見を聞いてみた方が良いと思います。
(記入欄:法律相談の予約について)
*該当する法律相談先をチェックして、法律相談の予約の電話番号、いつ相談に行くかなどをメモしましょう。
□知人からの紹介・知り合いの弁護士に法律相談
□役所の法律相談□弁護士会の法律相談
□ネットで探した弁護士に法律相談
□法テラスの無料法律相談
4-3.弁護士に相談した場合、その内容をメモしましょう。
(記入欄:弁護士に相談した場合の内容のメモ)
*いつ弁護士に相談したか、料金、その弁護士の印象、もらったアドバイス、民事法律扶助を使えるかなど
4-4.その弁護士に依頼すべきかチェックポイント
(記入欄:弁護士に依頼すべきかのポイント)
*該当するものに✓を入れてください。✓が多い弁護士に依頼しましょう。
□弁護士事務所の場所が行きやすい(自宅あるいは勤務先から近い)
法律相談や打ち合わせをするために、何度も法律事務所に行くことになるので、なので、あまりにも遠い場所の弁護士事務所は避けた方が良いです。
□自分が払える料金か、また、料金がわかりやすいか
弁護士の料金は、その弁護士が自由に決めてよいことになっています。
相手方と何度も交渉をするなど、手間をかけてくれる弁護士ほど、それに見合った弁護士費用を請求する必要がありますから、弁護士費用は安ければよいというわけではありません。
そして、弁護士費用については、こちらが聞いた際に、誠実に説明してくれるかで、信頼できる弁護士か判断すると良いと思います。
弁護士事務所のホームページや、弁護士事務所にある料金表だけでは、あなたのケースで料金がいくらかかるのかは、わからないと思います。「自分のケースではいくらかかりそうか」ということを聞いてきちんと対応してくれるかをみてください。
なお、弁護士費用が払えない場合は、民事法律扶助を利用してください。
□自分との相性がいいか
弁護士には、自分の夫婦生活や財産など、プライバシーを開示して相談するのですから、あなたにとって信頼できるかが大切です。
□説明がていねいか
離婚をする際には、難しい法律問題がからんできますから、それをわかりやすく説明してくれるということも大切です。
また、有利なことばかりをならべるのではなく、あなたにとって不利なこともきちんと説明してくれることも重要です。正しい情報を提供して、客観的なアドバイスをしてくれるのが良い弁護士です。
□(弁護士費用が払えない場合)民事法律扶助を使えるか
弁護士費用が払えず、民事法律扶助(法テラスが弁護士費用を立て替えてくれる制度)を利用したい場合は、法テラスと契約している弁護士に依頼しなければなりません。
4-5.民事法律扶助
を読んでから離婚ノートに記載してくださいね。
民事法律扶助というのは、経済的に余裕のない方に対して、無料の法律相談や、弁護士費用を貸してくれる制度です。
4-5-1.あなたが民事法律扶助を利用できるかチェックしましょう。
下記の□がすべて✓できれば、民事法律扶助を利用できます。
*ここでチェックするだけでなく、自分が条件を満たしているか法テラスに問い合わせて確認をしてください。
□日本国民あるいは在留外国人である
「在留外国人」の場合、日本に住所を有し適法に在留する外国人でなければいけません。不法滞在の外国人や一時的に日本を訪れている外国人は利用できません。
□月収や財産が一定額以下である
具体的な額はお金がなくても弁護士に離婚を依頼できる方法|民事法律扶助を参照してください。
□勝訴の見込みがないとはいえない
民事扶助制度が使用できるのは、話し合いや調停や裁判で解決できる見込みがあるケースに限られます。
□民事法律扶助の趣旨に適している
民事法律扶助を使って相手に報復したい、違法なことをしたい、宣伝のために利用したいといったような目的では、民事法律扶助は利用できません。
4-5-2.民事法律扶助の利用申し込み
最寄りの法テラスに問い合わせて、申し込みをすることもできますが、その場合は自分で弁護士を選ぶことができません。なので、自分で民事法律扶助を利用できる弁護士を探した方が良いです。
民事法律扶助を利用できる弁護士に関する情報を、ここか4-2.にメモしましょう。
(記入欄:民事法律扶助利用申し込みに関する情報)
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